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不安神経症と不眠に効果のある漢方は何がある?

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不安神経症という病気をご存じでしょうか?なんだか難しそうな病名ですが、パニック障害全般性不安障害という病名なら、聞いたことがあるかもしれませんね。不安神経症は、実はパニック障害や全般性不安障害のことです。病気の呼び名が稀に変わることがありますが、不安神経症はまさにその例です。

なぜ不安神経症を取り上げたのかというと、不安神経症の症状にも不眠があるのです。不眠の原因は実に様々なものがありますが、病気の症状の1つとして表れている場合は、ただの不眠症よりも苦しみが大きいでしょう。また、その治療法にも色々と悩まされるのではないかと思います。ここでは、不安神経症と不眠に効果的な治療法について、見ていきたいと思います。
不安神経症の不眠も改善できるサプリメントのレビュー記事はこちら。

不安神経症(パニック障害)の症状とは?

まず、不安神経症(パニック障害、全般性不安障害)の症状について理解しておきましょう。不安神経症には、次のような症状が表れます。

◆不安神経症(パニック障害、全般性不安障害)の症状
・強烈な不安感(死を意識する恐怖感)
・めまい、吐き気
・激しい動悸
・呼吸困難
・寝つきの悪化、中途覚醒

パニック障害と全般性不安障害は、症状の重さで分けられています。強烈な不安感に襲われるのはパニック障害のみで、全般性不安障害はパニック障害のような急激な精神面の変化はありません。全般性不安障害は、漠然とした不安感がずっと消えない状態が続きます。死を意識するほどの突発的な気持ちの変化は、もちろん良いものではありませんが、この漠然とした不安感がずっと消えないのも相当イヤですね。

また、パニック障害は負の連鎖を起こしやすいのも特徴です。一度発作を起こすと、また発作を起こしてしまうのではないかという不安が頭をよぎるようになります。これを「予期不安」と言います。予期不安により、以前に発作を起こした場所や人が大勢いる場所へ近寄ることを避けるようになります。発作はそもそも起こしたくないし、発作を起こした姿を誰にも見られたくない、という心理的な防御姿勢をとるのです。これを「広場恐怖」と言います。

この広場恐怖を感じてしまうと、家から外出するのがイヤになってきます。確かに、家の自分の部屋にずっといれば、誰にも会うことはありませんから、発作が起きても誰に見られることもありません。この状態が進行すると引きこもりになってしまいますが、怖いのはそこではありません。ご自身の経験を振り返ってほしいのですが、1人でいる時はつい色々なことを考えてしまいませんか。

パニック障害の方が考え事をしてしまうと、ほとんどの場合は発作のことを考えてしまい、結果的に予期不安をさらに強めてしまい、発作を起こしやすくなってしまうのです。つまり、「発作」→「予期不安」→「広場恐怖」→「予期不安」→「発作」→「予期不安」→「広場恐怖」→・・・という負の連鎖が生じ、パニック障害を悪化させてしまうのです。

不安神経症(パニック障害、全般性不安障害)の症状に寝付きの悪化や中途覚醒があります。これは、消えることのない漠然とした不安感の影響で気持ちが静まることがなく、結果的に眠れなくなる、寝付きが悪くなるというメカニズムです。精神的な不安定さによる不眠の症状と捉えてください。

不安神経症(パニック障害)の主な治療方法

ここまで不安神経症(パニック障害)の主な症状を見てきました。不安神経症は病気として認められていますが、それでは、どのような治療が為されているのでしょうか。ここでは、不安神経症(パニック障害)の治療方法を見ていきたいと思います。

不安神経症は、投薬だけでは治療できないと言われています。なぜなら、事象の考え方を変えていかなければ、結局はマイナス思考が抜けきらず、漠然とした不安感の解消にはつながらないからです。そのため、不安神経症の治療は、薬物療法と精神療法の組み合わせで行われることが殆どです。

◆不安神経症(パニック障害)の主な薬物療法
・精神安定剤
・抗うつ薬

◆不安神経症(パニック障害)の主な精神療法
・森田療法
・認知行動療法

まずは薬物療法から具体的に見ていきましょう。治療に使用されるお薬は、精神安定剤と抗うつ薬があります。どちらも有名なお薬ですね。1つ目の精神安定剤にも幾つか種類があるのですが、不安神経症には抗不安薬が用いられます。抗不安薬とは、その名前の通り、不安感を軽減してくれるものです。予期不安や広場恐怖を軽減する効果が見込まれます。

抗不安薬はベンゾジアゼピン系のお薬が有名ですが、これは睡眠薬も同じ成分のお薬が多く、体に作用するメカニズムも同様です。ベンゾジアゼピンは体内に取り込まれるとGABA受容体と結合し、意欲ややる気に影響するノルアドレナリンと、精神の安定に影響するセロトニンにそれぞれ作用し、ノルアドレナリンとセロトニンの分泌量を抑制します。

◆主な精神安定剤(抗不安薬)

名称 商品名 作用時間
アルプラゾラム ソラナックス、コンスタン 10~20時間
フルニトラゼパム サイレース、ロヒプノール 10~20時間
ロラゼパム ワイパックス 10~20時間
ジアゼパム セルシン、ホリゾン 24~72時間
クロラゼブ酸 メンドン 24~72時間
クロルジアゼポキシド コントール 24~72時間

もう1つの抗うつ薬で主に使用されるのは、SSRI三環系抗うつ薬です。SSRIとは、Selective Serotonin Reuptake Inhibitors の略で、選択的セロトニン再取り込み阻害薬のことです。「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」と言われても、どんな効果のある抗うつ薬なのか分かりませんよね。少しメカニズムを説明しておきましょう。

人間の体には、シナプスと呼ばれる細胞間の情報伝達を行う部分が無数に存在します。このシナプスにてやり取りされる神経伝達物質をセロトニンと言いますが、シナプスでは余剰のセロトニンを吸収し再利用する働きがあり、セロトニン濃度を一定に保つ機能があります。うつ病になるとセロトニンの濃度が低下し、その結果、シナプスにおける情報伝達が思うようにできなくなるのです。そこで、セロトニン濃度を少しでも高めるために、シナプスのセロトニン吸収機能を抑制し、情報伝達を活発にさせることを目的に作られたのがSSRIなのです。

ちなみに、三環系抗うつ薬とは、数多くの種類がある抗うつ薬の中でも最も古い歴史を持ち、1950年代に開発されています。また、三環系抗うつ薬は、今でも利用されることが多いことでも有名です。なぜなら、副作用が多くあるものの、その抗うつ作用が非常に強く、後発の安全性の高い抗うつ薬よりも症状改善に効果が期待されるからです。ハイリスク・ハイリターンな抗うつ薬が、三環系抗うつ薬と思ってもらってよいです。

◆主な抗うつ薬(SSRI、三環系)

薬品名 商品名
アモキサピン アモキサン
ノルトリプチリン ノリトレン
アミトリプチリン トリプタノール
イミプラミン イミドール、トフラニール

続いて精神療法について見ていきましょう。まず、森田療法ですが、日本人の精神科医・森田正馬が1919年に開発した精神療法です。今から約100年前に開発された手法が現役の第一線で活用されている事実は、森田療法がそれだけ不安神経症の根本を捉えた効果的な手法である、ということを客観的に裏付けています。

森田療法の特徴としては、不安神経症に悩む人の感じる不安を異常なものとせず、不安を感じる状態をごく自然な状態と位置付ける点です。私もそうですが、限られた人生をより良く生きようと思えば様々な悩みが自然と生じるものです。その「より良く生きたい」という思いが強ければ強いほど、感じる不安も強く大きなものになります。この欲望と不安の関係を「精神交互作用」と呼び、森田療法の考え方の根幹にあるものです。

そのため、森田療法の治療方法は不安神経症に悩む人の不安や恐怖を取り除こうとはせずに、あるがままの状態を肯定する、というものです。先ほどの「精神交互作用」を前提に、生きていく上で感じる不安や恐怖は当たり前のもので、それらを排除しようとすることが不自然で、今この瞬間を精一杯生きることに集中すれば、不安や恐怖は自ずと小さなものに変わっていくのです。

私も経験がありますが、やってみたいことがあっても不安に感じることが多くあり、なかなか一歩を踏み出せないことってありますよね。そこで、いざ勇気を出して始めてみると、感じていた不安は大したものではなく、こんなことならもっと早くやれば良かったと思いました。このように、私と同じような経験がある方は多いのではないかと思います。目の前のことを一生懸命やるだけで、感じていた不安は取るに足らないということです。

もう一つの認知行動療法は、認知療法に行動療法が加わったものです。認知療法は、米国のアーロン・T・ベック博士が開発した、物事の考え方を正していく治療法です。元々はうつ病の治療に活用されていましたが、考え方だけをどれだけ正しい状態に変えられたとしても、行動が伴わなければ完全に回復したとは言い切れません。そこで、行動療法が追加されることになりました。

行動療法とは、感じる恐怖とその恐怖からの回避反応との関係性を元に治療を行います。例えば、人混みでパニック障害の症状が出てしまったとしたら、あなたはどうしますか?おそらく、パニック障害を起こさないために人混みへ近づかないようにするでしょう。このパニック障害を起こすことを恐怖と感じ、人混みを避けることを回避反応と位置付けています。

でも、よく考えてみてください。パニック障害と人混みに因果関係はあるのでしょうか?パニック障害はどこにいようと、症状が出るときは出ます。人混みに居ようが居まいが、関係ないのです。そこで、認知療法で「パニック障害=人混み」という関係式が誤っていることを理解させ、行動療法として、実際に段階を踏みながら人混みに出かけていくことで、人混みに近づくことへの恐怖を取り除きます。
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不安神経症(パニック障害)の治療に効果のある漢方薬とは?

では、不安神経症の治療に効果のある漢方薬はあるのでしょうか?漢方薬は、服用する人の証(虚証・実証)によって効果を見込める漢方薬が異なります。虚証・実証別にみると、次のような漢方薬が不安神経症の治療に効果があると言われています。

◆虚証の人の不安神経症治療に効果がある漢方薬
・柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
・加味帰脾湯(かみきひとう)
・加味逍遙散(かみしょうようさん)
・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
・桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

◆実証の人の不安神経症治療に効果がある漢方薬
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

不安神経症に効果のある漢方薬は、色々ありますね。どちらかというと虚証の方に効果のある漢方薬が多く存在します。それぞれの漢方薬の効果をまとめると、次の通りです。

◆不安神経症に効果のある漢方薬と効果

漢方薬 効果
柴胡桂枝乾姜湯 虚証 過敏な神経を静める。不眠にも効果あり。
加味帰脾湯 虚証 緊張感や不安感を静める。不眠にも効果あり。
加味逍遙散 虚証 不安感を静める。女性に特に効果あり。
抑肝散加陳皮半夏 虚証 イライラを静める。夜泣きや不眠に効果あり。
桂枝加竜骨牡蛎湯 虚証 高ぶった神経を静める。
柴胡加竜骨牡蛎湯 実証 高ぶった神経を静める。不眠にも効果あり。
黄連解毒湯 実証 イライラを静める。不眠にも効果あり。

いずれの漢方薬も精神的な症状に効果がありますが、「過敏な神経」や「緊張感」「不安感」など、症状が細かく分類されていますね。証を踏まえたうえで、ご自身の症状に当てはまる漢方薬を選ぶと良いと思います。また、これらの漢方薬のうち、不眠にも効果を期待できるものは次の通りです。

◆虚証の人の不安神経症と不眠の治療に効果がある漢方薬
・柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
・加味帰脾湯(かみきひとう)
・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

◆実証の人の不安神経症と不眠の治療に効果がある漢方薬
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

【まとめ】不安神経症と不眠に効果のある漢方薬は何がある?

以上のことから、不安神経症と不眠に効果のある漢方薬は存在する、と言えます。不眠にも効果が期待できる漢方薬は、証別に分けると具体的に次の通りです。

◆虚証の人の不安神経症と不眠の治療に効果がある漢方薬
・柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう):過敏な神経を静める。
・加味帰脾湯(かみきひとう):緊張感や不安感を静める。
・抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ):イライラを静める。

◆実証の人の不安神経症と不眠の治療に効果がある漢方薬
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):高ぶった神経を静める。
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう):イライラを静める。

不眠の改善に効果が期待できそうな漢方薬は、虚証の人にも実証の人にも、数種類があります。いずれも少しずつ効果のある不安神経症の症状が異なるため、ご自身の症状をよく見極めたうえで漢方薬を選ぶ必要がありますね。

虚証の方の場合は、些細なことで気持ちが不安定になる人には柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)、緊張や不安が強い人には加味帰脾湯(かみきひとう)、イライラが酷い人には抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)、といった具合でしょう。実証の方の場合は、イライラが酷い人は黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、イライラ以外の症状の人は柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)が良いと思います。
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サイト運営者:不眠対策コンシェルジュ・ふみ

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夫と2人の子供と暮らしています、38歳の主婦です。
生真面目なところがあって、家事にも育児にも一生懸命でしたが、毎日のストレスが積み重なってしまい、4年前に不眠症(入眠障害・熟睡障害)を発症しました。
幸いにも軽度で、しかも良い医師とのご縁もあり、徹底した治療を1年間続けて不眠症をなんとか改善できました。おかげさまで、今は家事にも育児にも好きなだけ楽しみながら頑張ることが出来ています。

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