GoodBye 不眠

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市販の睡眠薬は安全ですか?

もくじ

1.市販の睡眠薬と処方箋の睡眠薬の違い
2.市販の睡眠薬の危険性はこれだけある
3.【まとめ】市販の睡眠薬は安全ですか?

睡眠薬と一言にいっても、実は大きく分けて2種類ある、ということを知っていますか?ドラッグストア等で購入できる市販の睡眠薬と、医師の処方がなければ入手できない睡眠薬の2種類です。市販の睡眠薬、処方の睡眠薬、どちらも同じ「睡眠薬」と呼ばれていますが、厳密には違う薬なんです。知っていましたか?

市販の睡眠薬は、正しくは「睡眠改善薬」という名称です。一方の市販の睡眠薬は、正しくは「睡眠導入剤」という名称です。市販は「改善」、処方は「導入」というように、言葉が異なりますね。名称が違う薬である以上、その効果も異なると思われますが、実際のところはどうなんでしょうか。

そこで、今回は市販の睡眠薬「睡眠改善薬」と処方される睡眠薬「睡眠導入剤」について、その違いを中心に見ていきたいと思います。特に、比較的容易に入手ができる市販の睡眠薬については、危険なものはないのか、無条件に安全な薬と考えてよいのか、市販の睡眠薬を服用する上で気になってしまう点をしっかり確認したいと思います。

市販の睡眠薬と処方箋の睡眠薬の違い

それではまず、市販の睡眠薬である「睡眠改善薬」と、処方される睡眠薬の「睡眠導入剤」にどのようなものがあるか見ていきましょう。

◆主な市販の睡眠薬と処方の睡眠薬

市販/処方 睡眠薬名 製薬会社 主な成分
市販 ドリエル エスエス製薬 ジフェンヒドラミン塩酸塩 50mg(2錠)
市販 ウット 伊丹製薬 ブロモバレリル尿素 250mg(1錠)

ジフェンヒドラミン塩酸塩 25mg(1錠)

市販 レスティ 大正製薬 抑肝散加芍薬黄連水製乾燥エキス 900mg(6錠)
処方 イソミタール 日本新薬 アモバルビタール(バルビツール酸系)
処方 レンドルミン 日本ベーリンガーインゲルハイム ブロチゾラム(ベンゾジアゼピン系)
処方 マイスリー アステラス製薬 ゾルピデム(非ベンゾジアゼピン系)
処方 ロゼレム 武田薬品工業 ラメルテオン(メラトニン受動態作用薬)
処方 ベルソムラ MSD スボレキサント(オレキシン受容体拮抗薬)

市販の睡眠改善薬と処方される睡眠導入剤では、その成分がまったく異なることが分かりますね。処方される睡眠導入剤のうち、バルビツール酸系、ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系を成分とするものは、脳の中枢神経に作用して気持ちを落ち着かせ、不安感を取り除いて睡眠を促します。

また、メラトニン受動態作用薬オレキシン受容体拮抗薬は、脳の中枢神経への作用という考え方は変わらないものの、人が持つ本来の機能を上手く活用して睡眠を促すため、体への負担が大きく軽減されています。このように、処方される睡眠導入剤は、脳に直接作用する薬ばかりです。

一方の市販の睡眠改善薬ですが、それぞれの成分で作用が異なります。漢方薬の成分である「抑肝散加芍薬黄連(よくかんさんかしゃくやくおうれん)」は、いわゆる一般的な漢方薬と同じです。その人の証に合わせて、ピンポイントで緩やかに時間を掛けて症状を改善していくものです。安全性は高いものの、即効性が期待できなかったり、漢方薬の知識がなければ自身に合うか判断できない点はデメリットです。

ジフェンヒドラミン塩酸塩は、風邪薬や花粉症薬の主成分でもあり、脳の覚醒に必要なセロトニンという神経伝達物質の再取り込みを邪魔することで覚醒を防ぎ、結果として眠気を誘うというものです。ジフェンヒドラミン塩酸塩は、脳に直接作用するものではないため、その効果は個人差があり、耐性も付きやすく、必ず効果があると期待して服用するのは危険です。

また、ブロモバレリル尿素は、大脳の感覚系神経に作用し、興奮を静めて感覚を鈍くさせます。感覚が鈍くなることで痛みを感じなくなったり、眠くなったりするのです。これは、抑肝散加芍薬黄連(よくかんさんかしゃくやくおうれん)やジフェンヒドラミン塩酸塩とは異なり、処方される睡眠導入剤のように脳に直接作用する、ということです。そんな薬を市販薬として販売していよいのか、非常に疑問ですが、他の市販の睡眠改善薬とは薬の作用が大きく異なり、個人の判断で服用するリスクは理解しておいた方が良いです。

市販の睡眠薬の危険性はこれだけある

それでは、市販の睡眠薬は危険なのでしょうか?危険なものを誰でも買えるように販売するのは考えにくいですが、使い方を誤ればどんな薬でも危険です。ここでは、市販の睡眠薬が持つ危険性について考えてみたいと思います。

ここでも、主成分毎に危険性を見ていきましょう。まずは、ジフェンヒドラミン塩酸塩です。多くの睡眠改善薬の主成分として使われているジフェンヒドラミン塩酸塩ですが、先ほど書いたように、元々はアレルギー反応を静めるための薬として用いられていました。その副作用として眠気を誘発する作用があり、この副作用をメインとした作用にしてしまったのが、ジフェンヒドラミン塩酸塩を主成分とした睡眠改善薬です。

作用の理屈は、脳の覚醒に必要な神経伝達物質(セロトニン)の再取り込みを邪魔することで覚醒を防ぐというものですが、100%邪魔するのではなく、ほんの気持ち程度邪魔するだけです。そのため、人によっては全く眠気を催さないこともあり、効果の個人差が大きい薬になってしまいます。また、ジフェンヒドラミン塩酸塩は耐性が付きやすいのも大きな特徴で、2002年の医学文献によれば、1日2回の服用を4日間続けた結果、プラセボ(有効な成分を含まない薬)を服用した結果と同一になったとされています。

◆ジフェンヒドラミン塩酸塩の耐性についての医学文献 Tolerance to daytime sedative effects of H1 antihistamines.

そのため、効果がないからと大量あるいは長期間の継続服用は、副作用を引き起こす可能性があります。具体的な副作用としては、口の渇きや心拍の増加、便秘が挙げられています。更に大量摂取した場合は、幻覚や意識混濁・錯覚を起こします。ジフェンヒドラミン塩酸塩を主成分とした睡眠改善薬を数日服用して効果が見込めなかった場合、すぐに服用を中止しましょう。

次に、ブロモバレリル尿素です。ブロモバレリル尿素は、睡眠改善薬ではなく睡眠導入剤の元祖と言われる薬です。以前の睡眠薬は、ブロモバレリル尿素を主成分としたものしかなく、また普通に市販薬として購入することも出来ました。しかし、ブロモバレリル尿素の危険性が認知されてからは、アメリカではブロモバレリル尿素を成分とした医薬品の販売は原則禁止されています。ところが、日本ではまだ販売が認められており、手に入れようと思えば手に入れることができる状態です。

ブロモバレリル尿素がアメリカで販売禁止になった原因ですが、それは高い危険性に起因します。ブロモバレリル尿素は、脳の感覚を司る神経に直接作用します。感覚神経の興奮を静める鎮静作用により、眠気を誘うのです。これだけの効果であれば特に危険性はないですが、問題は、その体内残留期間が非常に長い点です。ブロモバレリル尿素は、体内に入ってから12日もの間にわたって成分が残ります。

体内に成分が長期間残ることの何が悪いの?と思われるかもしれませんね。成分が残っているということは、効果が続いていると思っていませんか?薬の効果は、基本的に残留量と比例しますので、体に残っていると言っても効果を発揮するには足りない量しか残っていないのなら、効果は感じられないけど成分はまだ残っている状態です。

その状態で何もしなければよいのですが、効果が切れたと感じたら、追加で薬を服用する人が殆どだと思います。これが何度も重なることで、体内に残留するブロモバレリル尿素の量が次第に増えていくのです。そうすると、体はブロモバレリル尿素が体内にあることが当たり前だと錯覚してしまい、仮に体からブロモバレリル尿素がなくなってしまうと、体の状態が正常ではないと判断してしまいます。これが依存症と呼ばれる状態です。ブロモバレリル尿素を成分とした医薬品は、その体内残留期間の長さから、依存症に陥りやすい薬として有名です。

ブロモバレリル尿素の副作用としては、眠気やふらつき・めまい、吐き気、かゆみなど、多岐にわたります。これらは軽度の副作用ですが、依存症となった場合の副作用は、イライラ、強い不安感、痙攣、幻覚など、感覚神経に不調をきたす症状や、更に重症な言語障害や歩行障害があります。重篤な障害については、特に「ブロム中毒」などと呼ばれています。

かつての睡眠薬のイメージに「一度に多量に服用すれば致死」というものがあったと思います。実は、それが可能な睡眠薬は、脳に直接作用することができたブロモバレリル尿素を主成分とした睡眠薬なのです。人を死に至らしめかねないブロモバレリル尿素は、とても安全な成分とは言えませんよね。

【まとめ】市販の睡眠薬は安全ですか?

以上のことから、市販の睡眠薬は用法・用量をきちんと守れば安全な薬だと言えます。しかし、用法や用量を守らなかった場合、ジフェンヒドラミン塩酸塩にしろ、ブロモバレリル尿素にしろ、その危険性は無視できません。特に、ブロモバレリル尿素は中毒症状を起こす危険性があり、安全とは言い切れません。

安全な薬であれば何も考えずに服用してよい、というものではなく、必要なものを必要な量だけ服用しなければなりません。決められたルールに従って服用することで、薬の安全性は初めて保障される、ということを忘れないようにしましょう。手軽に入手できる市販の睡眠薬だからこそ、特に注意が必要です。

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サイト運営者:不眠対策コンシェルジュ・ふみ

サイト運営者:不眠対策コンシェルジュ・ふみ

夫と2人の子供と暮らしています、38歳の主婦です。
生真面目なところがあって、家事にも育児にも一生懸命でしたが、毎日のストレスが積み重なってしまい、4年前に不眠症(入眠障害・熟睡障害)を発症しました。
幸いにも軽度で、しかも良い医師とのご縁もあり、徹底した治療を1年間続けて不眠症をなんとか改善できました。おかげさまで、今は家事にも育児にも好きなだけ楽しみながら頑張ることが出来ています。

【北の大地の夢しずく体験談】眠りの浅さが気になる私に効果があるのか試してみました

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