GoodBye 不眠

つらい不眠症の症状を、薬やサプリメント、生活習慣の見直しで改善。

お酒と一緒に睡眠薬を飲むと効果はどうなりますか?

もくじ

1.お酒が睡眠薬の効果に与える影響とは?
2.お酒が睡眠薬の効果を変えてしまう理由はこれ
3.【まとめ】お酒と一緒に睡眠薬を飲むと効果はどうなりますか?

あなたはお酒が好きですか?夏の暑い時期のビール、冬の寒い時期のお湯割りや熱燗など、お酒が好きな方は私の周りを見渡しても多いと感じます。私はそこまで飲める方ではないのですが、ビールよりも日本酒や焼酎が大好きなんです。お仕事を終えての一杯は、本当に美味しいなと30歳を過ぎてから感じるようになりました。

話が逸れましたね。私を含めて大好きな方が多いお酒ですが、不眠症で悩んでいるとなると話が変わってきます。過去、私も不眠症で通院していた時、医師から禁酒を約束させられました。というのも、不眠症を改善するための睡眠薬は、お酒と一緒に飲むことが禁止されているのです。妊娠・出産以降、お酒を飲めない日が来るなんて思ってもいなかったので、本当に「えーっ!」と心の中で叫んだものです。

でも、どうして睡眠薬とお酒を一緒に飲んではいけないのでしょうか。そういえば、当時の医師も私にきちんと理由を説明してくれなかったように思います。一緒に飲んではいけない理由がはっきりしているのなら、どんなにお酒好きでもきっと納得できるのかな、と思います。ここでは、お酒が睡眠薬の効果に与える影響を整理して、仮に睡眠薬とお酒を一緒に飲んでしまった場合のリスクを考えてみたいと思います。

お酒が睡眠薬の効果に与える影響とは?

では、はじめに、お酒が睡眠薬の効果にどんな影響を与えるのか見ていきましょう。お酒と言えば、もちろんアルコールが特徴の飲み物です。お酒と睡眠薬の組み合わせがNGと言われているわけですから、他の飲み物にはないアルコールが睡眠薬の効果に影響を及ぼしていると考えるのは自然ですね。まず、非ベンゾジアゼピン系のマイスリーと、オレキシン受容体拮抗薬のベルソムラの添付文書を確認してみましょう。

◆マイスリー(非ベンゾジアゼピン系)の添付文書

◆ベルソムラ(オレキシン受容体拮抗薬)の添付文書

マイスリーの添付文書には「GABA受容体への作用で中枢神経を抑制するため、アルコールとの併用で中枢神経の抑制作用を強くするおそれあり」と書かれています。また、ベルソムラの添付文書でも「中枢神経系への抑制作用があり、アルコールと一緒に作用を強くするおそれあり」と書かれています。いずれの睡眠薬も、中枢神経への抑制作用がお酒に含まれるアルコールと同じ働きを示すため、効果が強まってしまうというのです。

ちなみに、アルコールによる体への作用は、血中アルコール濃度によって変化します。お酒を飲み始めてすぐは、気分が良かったり楽しかったりすると思いますが、お酒が進むにつれて、気分が悪くなったり、まともに歩けなくなったり、下手をすると記憶がなくなることもあると思います。これらの症状は、すべてアルコールの血中濃度によって変わるのです。

◆血中アルコール濃度と体に現れる症状

血中アルコール濃度
(1dl当たり)
症状
50mg以下爽やかな気分、明るくなる
50~150mg気持ちが大きくなる、集中力が低下する、脈が速くなる
150~250mg千鳥足になる、吐き気をもよおす
250~400mg歩けない、ろれつが回らない
400~500mg昏睡状態になる、呼吸が止まる、死亡

アルコールの中枢神経への作用は、小脳の働きを抑制します。小脳は人間の体を動かすことを司っており、小脳の働きが抑制されると、人間は体を思うように動かせなくなるのです。上記の血中アルコール濃度の表にあるように、血中アルコール濃度が高まると千鳥足や歩けないなどの症状が表れるのは、まさに小脳の働きがお酒によって抑制されていることにほかなりません。

一方の睡眠薬ですが、こちらも中枢神経に作用することで人を眠りに誘います。お酒のように小脳の働きを抑制するわけではありませんが、人の中枢神経の中の覚醒状態を妨げる働きによって睡眠を促します。先ほど添付文書を掲載したマイスリーとベルソムラでは、マイスリーの場合はGABA受容体への作用、ベルソムラの場合はオレキシン受容体への作用によって、それぞれ人の覚醒を妨げるのです。

このように、睡眠薬とお酒に含まれるアルコールは、作用する先は異なりますが、いずれも人間の身体機能や感覚機能に影響を与えます。よって、お酒は睡眠薬の効果を増幅させているのではなく、それぞれが別々に作用した結果、複数の作用で人の覚醒を妨げてしまうため、傍から見ていると睡眠薬の効果がより強くなってしまったように見えるのです。

お酒が睡眠薬の効果を変えてしまう理由はこれ

ここまでの説明で、お酒が睡眠薬の効果に与える影響はおおよそ分かっていただけたかと思いますが、その理由はきちんと説明出来ていませんね。ここからは、お酒が睡眠薬の効果を変えてしまう理由について、詳しく見ていきましょう。

まず、睡眠薬もお酒も、体に入ったあとは消化器を経て必ず分解されます。分解されることで、血中に溢れていた睡眠薬やアルコール成分の濃度が薄まり、効果がなくなっていくのです。では、お酒と睡眠薬を同時に飲んだ場合、消化器はどの順番で分解をするのでしょうか。ちなみに、お酒の成分であるアルコールと睡眠薬のいずれも、肝臓で分解されます。お酒が強い人は肝臓が強いなどと言われますが、そのように言われるのはきちんと理由があったんですね。

話が逸れましたが、肝臓で分解される順番は、お酒のアルコールが先で睡眠薬はその後になります。つまり、睡眠薬だけを服用した場合は、直ちに肝臓で分解が始まりますが、アルコールと一緒に飲んだ場合は、アルコールの分解が完了するまで睡眠薬は分解されずに「待ち」の状態にあるのです。これが何を意味するか、お分かりでしょうか。

アルコールの分解が完了するまで睡眠薬の成分が分解されない、ということは、その間ずっと睡眠薬の成分が体内に残っていることになります。そうです、通常よりも睡眠薬の効果が持続するのです。これだけを知ると、「通常よりも長い時間効果が持続するなら、悪いどころか良いことじゃないの?」と考える人が多いと思いますが、決してそうではありません。

例えば、効果の持続時間が長い睡眠薬の場合を考えてみて下さい。朝早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」を改善するための睡眠薬を処方されていたとすると、お酒と一緒に服用することで睡眠薬の効果が長く続いてしまい、本来は起床時には睡眠薬の成分が分解されてスッキリ目覚められるはずが、分解が完了していないために睡眠薬の効果が残り、眠い状態で朝起きなければならなくなるのです。

また、睡眠薬は脳の働きを鎮静化させる作用で眠気を誘発しますので、効果が現れている間は、体のコントロールを奪われることがあります。例えば、意識がなくなることや、うまく歩けないなどです。そのような状態で日中の活動を開始するのは、とても危険なことだと思います。運転なんて、もってのほかではないでしょうか。

お酒が睡眠薬に与える影響は、これだけではありません。アルコールは肝臓で分解される、と先ほど説明しましたが、分解された結果「アセトアルデヒド」という成分が生成されます。もしかしたら見聞きしたことがあるかもしれませんね。この「アセトアルデヒド」は、人間の脳を覚醒させる作用があるのです。

お酒を飲んで眠くなったことがある人は多いと思いますが、その時点で寝てしまおうが起きてようが、暫くすると目がぱっと覚めてしまった経験はありませんか?もしくは、飲んで寝てしまい、夜中に目が覚めてしまったことはないでしょうか。これらの「途中で意識がハッキリしてしまった」ことは、全てアセトアルデヒドによる脳の覚醒が原因なんです。

勘の良い方はお気づきかもしれませんね。アセトアルデヒドの覚醒作用は、睡眠薬で誘発された眠気さえも吹き飛ばしてしまうのです。これでは、睡眠薬を服用した意味がなくなってしまいます。このアセトアルデヒドによる覚醒作用が問題になるのは、入眠障害などの改善として処方される即効型の睡眠薬を服用する場合です。

スーッと眠りに着けたと思ったら、目が覚めてしまうのですから、たまったものではありません。また、この場合も睡眠薬の成分は体内に残っていますので、上手く歩けないなど、体のコントロールがうまくできないことが考えられます。睡眠薬とお酒は、やはり一緒に飲むべきものではないとご理解いただけたでしょうか。

【まとめ】お酒と一緒に睡眠薬を飲むと効果はどうなりますか?

以上のことから、お酒と一緒に睡眠薬を飲むと、次のような影響が現れます。効果が強まる(=効果の持続時間が長くなる)のは、決して良いことではなく、睡眠薬の種類によってはあなたの身を危険に晒してしまいます。睡眠薬を処方した医師の意図とは違う作用になってしまいますので、お酒と一緒に睡眠薬を服用するのは、出来る限り避けましょう。

◆お酒が睡眠薬に与える影響
・肝臓での分解がアルコールを優先されてしまい、体内に睡眠薬の成分が長い時間残ってしまう。その結果、通常よりも睡眠薬の効果が長く続いてしまう。
・アルコールの分解によって生成されるアセトアルデヒドが脳を覚醒させ、睡眠薬によって促された睡眠作用が飛ばされてしまう。
アルコールは人間の体の動きを司る小脳の活動を抑制し、睡眠薬は中枢神経の働きを抑制する。その結果、睡眠薬の効果が強まったと認識されてしまう。(実際は別々の作用)

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サイト運営者:不眠対策コンシェルジュ・ふみ

サイト運営者:不眠対策コンシェルジュ・ふみ

夫と2人の子供と暮らしています、38歳の主婦です。
生真面目なところがあって、家事にも育児にも一生懸命でしたが、毎日のストレスが積み重なってしまい、4年前に不眠症(入眠障害・熟睡障害)を発症しました。
幸いにも軽度で、しかも良い医師とのご縁もあり、徹底した治療を1年間続けて不眠症をなんとか改善できました。おかげさまで、今は家事にも育児にも好きなだけ楽しみながら頑張ることが出来ています。

【北の大地の夢しずく体験談】眠りの浅さが気になる私に効果があるのか試してみました

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